「全経簿記上級の転職市場の評価ってどうなの?」と、疑問を持つ方は多いかと思います。
私も転職の際、疑問に思ったことがありました。
私は、日商簿記1級に受かってないけど全経簿記上級は合格している状態で就職活動をしていたので、少しは参考になるのではと思います。
結論:全経簿記上級で転職市場であまり評価されない
全経簿記上級は転職市場であまり評価されません。
難易度は高いにも関わらずマイナーな資格のため、面接官が知らない可能性が高いからです。
私も転職の際に、日商簿記2級については触れられたのですが、全経簿記上級のことについて一切触れられませんでした。
つまり、肩書としての効果は薄いのです。
私は会社に入社してから、同僚に「全経簿記上級を知っているか」聞いたところ、知っている人は誰一人いませんでした。
では、全経簿記上級を取得しても意味がないのでしょうか?
今回は「全経簿記上級を目指すメリット」や「受験を検討した方がいい人」についての記事をまとめました。
面接官にきちんと難易度を説明することが大事
先ほど肩書としての評価は低いと申しましたが、面接の際に『きちんと難易度を説明できれば』有効な資格です。
全経簿記上級が『日商簿記1級に匹敵する難易度』ということを面接官に伝えられれば、努力できる人間であることが評価されます。
日商簿記1級と同等の『範囲』と『難易度』を誇っているのに、それに気づいてもらえないのは非常にもったいないです。
マイナーな資格だからこそアピールが必要です!
全経簿記上級を受験した方がいい人
全経簿記上級だけを目指して勉強することはあまりお勧めはしませんが、日商簿記1級や税理士を勉強している方にはお勧めです。
日商簿記1級を目指されている方の、全経簿記上級を受験するメリットは以下の通りです。
- モチベーションが保てる
- 日商簿記1級の勉強になる
- 日商簿記1級の力試しになる
- 日商簿記1級に落ちたときの保険になる
日商簿記1級の勉強のモチベーションの維持がしやすい
日商簿記1級は半年に1回なので、モチベーションを保つことが難しく、挫折してしまう可能性があります。
しかし、全経簿記上級を受験することで、簿記の最高峰に年に4回も受験できることになるため、簿記の勉強のモチベーションを保ちやすくなるのです。
日商簿記1級の勉強になる
全経簿記上級は日商簿記1級と同じ範囲のため、全経簿記上級で学んだことがそのまま日商簿記1級に活きます。
問われ方は多少違いますが、違った視点から問題を解けるので、どんな問題でも対応できるような応用力もつけることができるのです。
腕試しにも使える
全経簿記上級を受けることで「現時点で日商簿記1級に合格できるレベルなのか」知ることができます。
私の場合、全経簿記上級の合格後すぐに日商簿記1級に合格できました。
日商簿記1級に落ちた時の保険になる
日商簿記1級を諦めてしまったとしても、日商簿記1級と同程度の範囲と難易度を誇る全経簿記上級を取得できたなら、『努力した』と胸を張れます。
それくらい全経簿記上級は難しいのです。
就活の際も、日商簿記2級より役に立つと思います。
全経簿記上級に受かった時、今までの努力が報われた気がしました。
最後に
全経簿記上級は肩書としての効果は薄く、日商簿記1級の方が市場で評価されます。
しかし、全経簿記上級の難易度を面接官に知ってもらい、自分が努力できる人間だということをアピールできれば評価されることは間違いありません。
日商簿記1級を目指されている方は、是非全経簿記上級の受験も検討されて下さい。
あなたの日商簿記1級、全経簿記上級の合格を心より応援しております。
最後までご覧いただきありがとうございます。
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